ゴム印に欠かせないスタンプ台。以外に種類が多いのでできることなら用途によって使い分けたほうがゴム印を長くよい状態を保つことができます。
1)水性染料系スタンプ台(シャチハタ製ゾルスタンプ台、新朝日製フラワースタンプ台など)
もっともスタンダードなスタンプ台。紙全般に使っていただけますがコート紙など表面を薬品処理したものはインキを弾いてしまうので適しません。パンフレット類はコート紙が多いのでやめた方がいいでしょう。又、和紙は繊維質があらく吸収がよいのですがインキが染料のためにじみやすくとくに梅雨時湿気が多い日などに新しい水性染料スタンプ台で押すと翌日にはインキがにじんで字が読めないなんてことも起こり得ます。
2)油性染料系スタンプ台(エーアンドジー社製 スーパーエーススタンプ台等)、
いわゆる速乾性スタンプ台がこれです。どんな紙にでも押せ乾きが速く捺印した紙をすぐに重ねても裏写りしない優れものです。ただ、スタンプ台へのインキの補充はまめにしていただく必要がありますので使用頻度のたかい作業では前もって補充インキをストックしていただく方がよいかもしれません。パンフレット類への捺印にはバッチリです。
3)油性顔料系スタンプ台
(シャチハタ製 「スタンプ台」 ツキネコ製 スタンプニック アートニック等)
こちらも速乾性スタンプ台になります。アート紙コート紙には不適ですがその他の紙全般にはインキののり、乾きとも抜群です。現在、オフィス周りの商品としては主流になりつつあります。和紙などにもきれいに押せにじみも少ないのが特長です。年賀状のスタンプなどに人気の商品です。
4)不滅スタンプ台(シャチハタ製タート等)
紙以外の非吸収面(金属、ガラス、プラスチックなど)に使われるスタンプ台。一般にはなじみが少ないですが工業用では定番です。捺印する材質によってインキやそこに含まれる溶剤が違うのでお買い求めの時は何に押すのか(ガラスに押します等)知らせていただいた方がよりGooDです。紙や布用の商品もあります。溶剤がゴムを激しく痛めるためゴム印自体は長持ちしません。
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